塙町長を書類送検 公共工事で官製談合疑い、「関与決してない」

 

 塙町発注の公共工事で官製談合が行われた疑いがある問題で、宮田秀利町長(69)が官製談合防止法違反の疑いで書類送検されていたことが8日、捜査関係者や町への取材で分かった。宮田町長は同日開かれた町議会の全員協議会で書類送検されたことを明らかにした上で「談合に関与したことは決してない。今回の書類送検は誠に遺憾」と話した。自身の進退については言及しなかった。

 町や捜査関係者によると、2017(平成29)年1月に行われた定住促進住宅新築工事の入札を巡り、談合が行われたとして、町民が棚倉署に告発。同署は9月13日付で関係者を書類送検した。福島県警は送検容疑について、明らかにしていない。

 同工事では入札参加資格がない同町内の建設業者が入札に参加し、約4千万円で落札。その際、宮田町長が当初予定されていた4社のうち2社を除外し、新たに別の4社を加えたとされる。4社はいずれも入札参加に必要な審査を受けていなかった。

 宮田町長は当時、「事務処理が不適切だった」として18年1月から2カ月、自らの給与を3割減給。業者側は県から業務監督体制の整備などを求められる指示処分を受け、町からは指名停止処分を受けた。

 宮田町長はこの日の全員協議会で当時の事務処理について「認識不足から不適切な事務処理があったことは間違いない」と話した。