路線バスの災害時退避協定 郡山市と保土谷化学、福島交通

 
協定を交わした(左から)瀬谷支社長、品川市長、村上工場長

 郡山市と保土谷化学工業(東京都)、福島交通郡山支社(同市)は7日、災害時の路線バスの退避に関する協定を結んだ。災害が発生した際に車両の被災を避けるため、保土谷化学工業の所有施設や市有施設の駐車場を提供する。

 2011(平成23)年9月に発生した台風15号では、福島交通の路線バスが浸水するなどして2日間にわたって市内のほぼ全便が運休した。同支社から近い保土谷化学工業郡山工場の敷地の一部を退避場所として確保することで、迅速な車両移動が可能となる。

 市は市役所本庁舎や開成山公園、郡山カルチャーパークなどの駐車場を提供する。

 協定締結式は同日、市役所で行われ、品川萬里市長、保土谷化学工業の村上康雄執行役員郡山工場長、福島交通の瀬谷賢次常務執行役員郡山支社長が協定書を取り交わした。品川市長は「市民の足に支障が生じないよう努める」、瀬谷支社長は「災害時は初動が重要なため大変ありがたい」、村上工場長は「交通インフラの確保に協力していく」と語った。