大熊、避難指示解除後初の「稲刈り」 全量検査後にコメ配布へ

 
稲刈りに取り組む参加者=大熊町

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が一部地域で解除され、半年を迎えた大熊町で10日、出荷制限解除に向けて実証栽培されたコメの稲刈りが行われた。収穫したコメは全量検査後、復興関連イベントなどで配布する予定。

 町は除染効果を確認しようと2014(平成26)年から、試験栽培に取り組んでいたが、昨年から出荷、販売も可能な実証栽培に変更した。昨年に続き、大川原地区の水田16アールでコシヒカリともち米を栽培した。

 収穫には、町や同町農業委員会などから約20人が参加。鎌で手刈りしたほか、コンバインを使って収穫した。町農業委員会の根本友子会長(72)は「今年は避難指示が解除され、こまめに田んぼの手入れをすることができた。天候にも恵まれ、これまでで一番の出来」と話した。