「台風19号」上陸、福島県に大雨特別警報 相馬・宇多川が氾濫

 
防波堤に激しく打ち寄せる大波=12日午後1時5分、いわき市・四倉港

 大型で強い台風19号は12日午後7時前、伊豆半島に上陸した。関東を縦断して13日は東北沖に達する見通し。気象庁は本県をはじめ12都県の自治体に大雨特別警報を発表。大雨・洪水警戒レベルで最高の5に相当し、最大級の警戒や避難を求めた。高波や高潮、土砂災害や低地の浸水、河川の増水・氾濫が相次いだ。

 県内では12日、河川が氾濫する危険性があるなどとして、少なくとも13市町村が避難指示を発令。相馬市の宇多川では同日午後9時10分ごろ、水位が上昇して氾濫が発生。周辺流域の一部住宅で床上、床下浸水が発生しているとみられる。

 避難指示が出されたのは相馬市のほか、阿武隈川流域の郡山市3万4911世帯8万1272人、福島市1557世帯3418人。福島市ではこのほか、濁川流域の8384世帯1万8828人、八反田川流域1万2631世帯2万9838人などにも避難指示が出た。須賀川市では阿武隈川に加え、釈迦堂川、滑川流域に避難指示が出た。

 また、いわき市では新川と好間川流域の計1万2283世帯2万4516人、南相馬市は新田川流域の8711世帯2万2294人、小高川流域の1137世帯2597人にそれぞれ避難指示が出た。このほか石川、塙、只見、南会津各町でも発令され、玉川、平田、檜枝岐の各村はそれぞれ村内全域に避難指示を出した。県によると、午後5時現在、45市町村で避難所が開設されている。

 けが人も出た。郡山市田村町では午前10時50分ごろ、60代男性がビニールハウスから転落し重傷。猪苗代町では屋根のトタンの撤去作業をしていた女性(29)の顔にトタンが当たり、けがをした。

 「大雨特別警報」解除 気象庁

 気象庁は13日午前4時、大型で強い台風19号の接近に伴い県内全域に出ていた大雨特別警報を解除した。福島地方気象台は13日も引き続き、昼前までの河川増水や土砂災害への警戒を呼び掛けている。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

「福島県議選」自民が過半数31議席獲得 国民民主は1減10議席