「いつ帰れるのか」県内各地、避難に疲労 片付けに追われる姿も

 

 台風19号の大雨で、河川が猛威を振るい、被災者は避難所で不安な夜を過ごした。

 約180人が避難した郡山市の芳賀地域公民館。女性(72)は「朝になって雨が上がっても水位が下がらない。家の状態が気になるが、いつ帰れるのか見通しがつかない」と不安を口にした。

 一夜明けると、浸水被害のあった家屋などでは片付けに追われる姿が。同市石渕町の陰山建設は、社員や関係者らが集まり、町内の民家で、ごみや泥の片付けなどのボランティアを行っていた。

 いわき市久之浜町の県いわき海浜自然の家に避難した、同市平上平窪の40代女性は13日午前5時ごろ、自宅2階から救助された。「両親の薬が足りるのか心配。ペットと避難したので、ペット用品もほしい」と語った。

 本宮市の本宮一中体育館には、自宅からボートなどで助け出された市民らが疲れ切った様子で避難。正午すぎに救助されたという女性(60)は「何が不足しているか、必要になるのか、まだ分からない状態」とつぶやいた。

 東京電力福島第1原発事故の被災者も、台風19号の被害を受けた。浪江町から本宮市に移り住んだ女性(70)は「これで落ち着けると思っていたので、ショックだった」と肩を落とす。水が押し寄せた自宅には、大型トラックのタイヤやドラム缶などが流れ着いていた。「夫と2人だけでは片付けられない」と声を落とした。

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