「災害ごみ」大量発生...処分できない 台風19号、住民生活影響

 
浸水被害に遭い、家財道具などの片付けに追われる住民=14日午前10時20分ごろ、郡山市

 台風19号の被害によって、被災地で災害ごみが大量に発生した。一部では処理施設が被災したため、処分ができない状況にもなっており、住民生活に影響を及ぼしている。

 郡山市では15日、被災した家財道具などの片付けに追われる住民の姿があちこちで見られた。同日午後から災害ごみの収集が始まったが、富久山クリーンセンターは配電設備が浸水。同センターではごみの搬入受け付けや処分ができない状況となっている。現在のところ、復旧のめどは立っていないが、河内クリーンセンターが稼働しているため、可燃ごみ、不燃ごみ、資源物は通常通り収集し、粗大ごみの収集受け付けは当面の間、休止するという。

 同市田村町徳定では、町内会がごみ集積所周辺やガード下などに自主的な仮置き場を設置。同地区で浸水被害に遭った男性(73)は家のそばに積み重なった畳などを前に、「持っていってもらわないと生活が再建できない」と話した。

 鏡石町は14日、同町の成田保健センターグラウンドに災害ごみ集積所を設置。同日中に収容量の限界を迎えたため、町は翌15日、同町の鳥見山公園北側駐車場を新たな集積所とした。

 相馬市のごみ焼却施設「光陽クリーンセンター」は、焼却の際に必要な水が確保できなかったため、焼却設備が13日から15日夜まで稼働を停止した。浸水被害が相次いだ本宮市も14日から、同市高木の本宮運動公園東側にある「みんなの原っぱ」で災害廃棄物の受け入れを開始。石川町も同日、クリスタルパークの駐車場で町民の災害ごみの受け入れを始めた。

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