内堀知事「早期復旧に全力」 台風19号被害の須賀川などを視察

 
浸水した住宅地を視察する内堀知事(手前中央)=15日午後0時25分ごろ、須賀川市

 内堀雅雄知事は15日、台風19号の被災状況確認のため郡山市、須賀川市、鏡石町を視察した。視察後、県庁で開かれた定例記者会見で「被害の大きさ、復旧・復興を進める課題の大きさを目の当たりにした。まず被災箇所の早期復旧、被災者の生活再建に全力を挙げる」と語った。

 須賀川市では、釈迦堂川の氾濫で死者2人を出した同市館取町を視察し、橋本克也市長らから被災状況の説明を受けた。また内堀知事は住民から現状を聞き取った。内堀知事や橋本市長らに「路上にあふれたごみを何とかしてほしい」と訴える市民の姿もあった。16日は二本松市、本宮市、いわき市を視察する。

 内堀知事、災害弱者の対応課題

 台風19号により県内で多数の犠牲者が出た原因について、内堀雅雄知事は15日の定例会見で「まだ正確に分析する状況ではない」とした上で、洪水ハザードマップの浸水想定や災害弱者への対応などの課題に言及した。

 台風19号は阿武隈川流域に甚大な被害が出た1986(昭和61)年の「8・5水害」を超える規模とみられ、内堀知事は「住民にもこれまでの災害のイメージはあったと思うが、今回ははるかに上回る規模だった」と強調。須賀川、郡山両市で浸水想定エリア全体が被害を受けたことを受け「(ハザードマップで)どこまで想定したらいいのかを検証しなければならない」と話した。

 災害弱者は各自治体が高齢者ら要援護者をリストアップ、早期避難を支援している。内堀知事はリストへの登録希望者らの情報を収集する方式が自治体によって異なる点に触れ「取り組みの違いを総括し、ソフト対策を進めたい」と述べた。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

「福島県議選」自民が過半数31議席獲得 国民民主は1減10議席