郡山の工場から「毒物」...阿武隈川に流出か 周辺避難呼び掛け

 

 郡山市は16日、台風19号による阿武隈川の氾濫で浸水被害を受けた同市、メッキ工場から毒物のシアン化ナトリウムが流出したと発表した。流出量は調査中で、阿武隈川に流出した可能性が高いとしている。同市保健所が周辺住民に避難所への避難を呼び掛けている。

 市によると、同日午後4時ごろ、浸水被害の確認のため職員が同社に立ち入り調査を行ったところ、生産設備や薬品保管庫からシアン化ナトリウムが流出していることを確認した。工場出口にある調整池の貯留水を採取して水質検査をした結果、排水基準(1リットル当たり0.5ミリグラム)を大幅に上回る23ミリグラムの濃度のシアン化合物が検出されたという。

 この日は同社社員約20人が施設内で清掃を行っていたが、現在のところ、社員や周辺住民の健康被害は確認されていない。

 市は17日から周辺地域への影響を調べるため、水質検査を行う予定。同社は福島民友新聞社の取材に対して「水が流出しないよう適切に対応したい」と語った。

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