浸水面積は3400ヘクタール 阿武隈川流域、福島県玉川村から下流

 

 国土交通省は17日、台風19号による阿武隈川流域(国管理)の浸水区域を公表した。ヘリコプターで上空から調査した結果などから、福島県玉川村から下流の浸水面積は合計約3400ヘクタールに及んだ。

 東北地方整備局が13、16の両日、浸水被害の大きい地区を調査した。ヘリ画像による分析や現地確認などで浸水区域をまとめた。同省は「浸水面積は速報値のため今後、より詳しい調査で変更する可能性がある。引き続き、浸水状況の把握に努める」としている。

 同省は、宮城県亘理町や岩沼市などの阿武隈区川流域でも同様の調査を実施、13日現在の浸水面積は計約9200ヘクタールだった。

 ◆郡山の浸水1000ヘクタール 想定区域とほぼ一致

 郡山市は17日までに、台風19号による同市の浸水区域をまとめた。阿武隈川沿いを中心に浸水が発生しており、ハザードマップで想定していた浸水区域とほぼ一致した。

 市によると、浸水は阿武隈川沿いのほか、同市南部を流れる谷田川流域、同市北部の富久山地区などを中心に発生しており、面積は約千ヘクタールに及んだ。職員が目視で確認しており、今後、浸水面積はさらに広がる可能性があるという。一部ではハザードマップで想定していた区域以外への浸水もあったという。市は今後、市民への聞き取りなどを行い、さらに確認を進めていくとしている。

 市はこれまで、ハザードマップをウェブサイトで公表したり、市民に配布したりして周知を図ってきた。ただ、同市では今回の台風19号で死者が出るなど甚大な被害が出ており、担当者は「町内会単位で説明するなど、今後、さらに周知の在り方を検討する必要がある」としている。

 ◆須賀川市、想定地域がほぼ浸水

 須賀川市の橋本克也市長は17日、市役所で会見し、約4千棟の建物が被災したと想定され、市のハザードマップとほぼ同様の地域に浸水したとみられると報告した。このほか、リンゴやキュウリ、ナシなど農作物の被害が35ヘクタール以上に及び、今後も拡大する見通しを示した。市は引き続き被害状況を調べている。

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