【台風19号・いわきルポ】渋滞、復旧作業に影響 砂ぼこり舞う道路

 
渋滞する国道399号。災害ごみの集積所から清掃センターへの搬出作業が滞る要因になっているという。車が流れれば砂ぼこりが舞う=17日午後、いわき市平下平窪

 台風19号で被害を受けた福島県いわき市平の平窪地区に17日、徒歩で取材に入った。ほこりが舞う地区内では渋滞が発生、その影響で災害ごみの搬出が滞っていた。

 同市平地区でも高台にある平八幡小路に車を止め、約2.5キロ先にあり、夏井川の堤防の決壊箇所も近い下平窪第1公園を目指して出発した。国道399号の沿道には回収を待つ災害ごみが積み上げられていた。平窪地区に入り、夏井川に架かる磐城橋を越えると車が渋滞していた。

 出発から約30分、下平窪第1公園に到着。同公園は臨時の災害ごみ集積所となっており、災害ごみがうず高く積み上がっていた。

 市によると平窪地区は古くからの住宅地。道が狭い上、住民やボランティアらの多くの車両が行き交っている。交通量の増大で国道では渋滞が発生、臨時の集積所から災害ごみの搬出作業が進んでいないという。

 さらに被災者のストレスとなっているのは、浸水で道路に積もった砂ぼこり。国道399号や周辺の住宅街でも、走行車両が砂ぼこりを巻き上げる。

 砂ぼこりは、住民やボランティアらの健康に悪影響を与えかねない。国道沿いに「5キロ以下の最徐行で通行してください」との看板を立て掛けた会社員男性(29)は「できるだけ最徐行してほしい」と重ねて訴える。

 被災した友人、知人宅の清掃の手伝いで浸水エリアに入る人も多いはず。ボランティア活動をしたいという善意を空回りさせないために、1台の車に乗り合わせ、浸水エリアでは徐行するなど、被災地への配慮が求められそうだ。

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