紅葉シーズン...秋の観光に『台風の影』 鶴ケ城連休来場者激減

 
秋の行楽シーズンに入り、全国から観光客が訪れる鶴ケ城

 秋の美しい紅葉が重要な観光資産となっている本県。ただ、今年は本県に大きな被害をもたらした台風19号によって、予約キャンセルなど、観光への影響が出ている。

 会津若松市の鶴ケ城などを管理運営する会津若松観光ビューローによると、台風19号の影響があった12~14日の3連休の天守閣有料入場者数は3045人。時期が違うため単純比較はできないが、昨年の3連休(10月6~8日)は1万434人で、今年は約3分の1だった。台風直撃の予報が出た時点からボランティアガイドのキャンセルが相次ぎ、3連休から今月末までに35件約450人のキャンセルが出たという。

 道路や鉄道に関する問い合わせも多く、担当者は「交通機関がまひしている誤解もあるようだ。消費税増税もありムードが上がらず、春の大型連休の増加分がなくなってしまった」と肩を落とす。

 同市の東山温泉も12、13の両日は全体で約1000人のキャンセルがあったといい、同温泉観光協会の職員は「インバウンド(訪日外国人旅行)にも影響はあるようで、観光のトップシーズンを迎えているだけに残念だ」と話した。

 猪苗代町、磐梯町、北塩原村の宿泊施設などでは、12、13日分のキャンセルが相次いだが、それ以降は落ち着いてきた。猪苗代観光協会や磐梯町、裏磐梯観光協会には県内外から交通状況や登山、紅葉などの問い合わせがあるという。関係者は、今月いっぱいは紅葉が楽しめるとして安全情報を発信しながら多くの来県を待ち望む。

 「これからトップシーズンを迎えるにしては、観光客の出足は少ない」と表情を曇らせるのは飯坂温泉観光協会・飯坂温泉旅館協同組合事務局長の永倉正さん。ただ、台風19号被害の復旧作業が進み、落ち着いてくれば客足も改善されるとみている。

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