「生活水」復旧が本格化 断水続く相馬、新地、南相馬・鹿島区

 

 台風19号の影響により断水が続いていた相馬市と新地町、南相馬市鹿島区で19日、生活用水としての通水が本格的に始まり、5割以上の世帯で水道が使えるようになった。相馬地方広域水道企業団は法定検査に合格次第、飲用許可を出す方針。18日から再開計画を前倒しして徐々にエリアを広げてきた。21日にも管内約2万1000世帯の通水が完了する見込みだ。

 宇多川の氾濫で被害を受けた相馬市南飯渕周辺でも19日に生活用水が使えるようになり、住民が片付け作業をした。玄関まで水が押し寄せたという元自衛官、男性(70)も、ホースで敷地内や車にたまった泥を洗い流した。

 これまで周辺住民から提供を受けた地下水を使いやりくりをしてきた高橋さん。「洗濯や入浴など何をするにも水が必要。ようやく生活再建の第一歩が踏み出せる」と笑顔をのぞかせた。

 真野ダムからの水を通す導水管が破損して管内全域で断水が発生。導水管などの復旧に伴い大野台浄水場に近い地域から順次通水を進めている。相馬市中心部では一時断水したが、地下水を通していた。

 「いわき平浄水場」24日にも送水

 復旧作業が続くいわき市平浄水場について、市水道局は19日、作業が順調に進めば24日以降に一部の世帯で水が使えるようになるとの見通しを示した。

 沈殿池や濾過(ろか)池などの修繕に使う部品が22日に納品され、その後、水が浄化されているかどうかなどの検査を経て24日に配水池への送水を始める。市内全域に水が行き届くには送水開始から4日程度かかるとしている。同市では一時4万5400戸で断水したが、19日現在、3万5900戸となっている。

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