SNSで広がる支援!同級生が協力 ボランティア呼び掛け反応

 
SNSを通じて集まり、伊藤さん宅にたまっていた土砂を外に押し出す同級生ら

 台風19号からの復旧が続く被災地では、SNS(会員制交流サイト)を通じた呼び掛けが支援の輪を広げつつある。

 「ボランティアをお願いします」。郡山市の自宅が床上浸水の被害に遭った日大東北高1年の伊藤寛夏さん(16)は16日、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じてSOSを呼び掛けた。

 伊藤さんは台風接近を見据えて12日に親戚宅に避難した。水位が下がった14日朝、戻った自宅の駐車場には川から流れてきたとみられる木々や浴槽、タイヤなどが流れ着いていた。「自分の家じゃないみたいだ」。父母らと一緒に土砂の掃き出しを行ったが、出口の見えない片付け作業に「いつ終わるんだろうと、悲しい気持ちとなった」という。

 LINEの呼び掛けにはすぐ反応があった。友人たちから「行くよ」「どこに向かえばいい」などとの連絡が相次いだ。17日には同級生7人が集まり、水に漬かった書物の整理やソファ、畳などを外に出す手伝いをしてくれた。同級生で三春町に住む榎本朱莉さん(16)は「早くきれいになって元通りの生活ができるようになれば」と片付けに汗を流した。

 「最初は誰も来ないと思ったが」と伊藤さん。「友だちが笑わせてくれたので水害のつらさを忘れさせてくれた」とはにかんだ。

 河川氾濫などによる浸水被害が大きかった同市では、市社会福祉協議会がSNS(会員制交流サイト)を活用したボランティアの呼び掛けも行っている。

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