公立31校が21日再開、23日に4校 台風19号影響、未定は2校

 

 台風19号の影響で休校している県内の公立小、中学校、高校、特別支援学校の計31校が21日、授業を再開する。このうち30校はいわき市で、断水のために休校していたが、給水車の配備によって生活用水が安定的に確保できる見通しとなった。

 いわき市では児童、生徒に水筒やペットボトルなどを持参してもらうほか、トイレの洗浄用としてプールの水をバケツにためて備える。また、一部の給食センターが浸水被害を受けており、衛生状況や供給できる給食の量が限られる課題を踏まえ、短縮授業で対応する学校もあるという。

 31校の再開により休校は残り6校となるが、郡山市の永盛小、赤木小、小泉小の3校といわき市の平四小は23日に再開する予定。郡山市の3校は周辺の河川が氾濫、浸水被害に遭い校舎の復旧のめどが立っていないものの、近隣の小、中学校10校の空き教室を活用して再開する方針。送迎には貸し切りバスを使用する予定だ。平四小は陸上自衛隊が校庭で被災者向けに給水や入浴サービスの提供などの支援を行っているが、同日までに児童が登校できるようになる見通しだ。

 いわき市の平工高と相馬市の相馬東高の再開時期は未定だが、復旧状況などを踏まえて再開に向けて協議している。

 県教委によると、県内の公立校は台風19号の影響で一時、高校と特別支援学校の36校と小、中学校79校の計115校が休校となっていた。

 子どもの心のケアや交通機関確保も課題

 各校では、子どもの心のケアや公共交通機関の運休によって通学が困難となっている生徒らへの対応、学習環境の再整備など課題が山積している。このため県教委は、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの派遣、代替バスの運行に向けた調整、校舎の清掃委託、教科書の再給付と学用品の無償提供の検討などを進めている。

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