郡山・太田屋が温泉開放 「お互いさま」の心...台風被災者を支援

 
「温泉で疲れを癒やしに来てほしい」と話す国井社長と虎太郎君

 福島県郡山市逢瀬町の休石温泉太田屋は、台風19号の被災者を対象に無料で温泉を開放している。同旅館も台風で土砂崩れの被害に遭い、国井正浩社長(54)は「被災者の気持ちが分かるので助けになりたかった」と、「お互いさま」の精神で自慢の湯を提供、被災者の心身を温めている。

 国井社長は12日午後8時ごろ、客の悲鳴を聞いて外に飛び出した。旅館の前を見ると、県道の土手が崩れて、土砂が目の前まで流れてきていた。その後、当時旅館にいた宿泊客と従業員約20人は無事に避難。建物の被害もほとんどなかった。

 15日に営業を開始し、19日から無料で被災者の受け入れを始めた。源泉掛け流しの温泉は、腰痛や筋肉痛にも効能があるという。看板犬の虎太郎君も張り切って客を出迎えている。国井社長は「温泉に入ると体が温まってよく眠れる。疲れを癒やしてまた頑張ってほしい」と話している。

 同市水門町の自宅が浸水被害に遭ったという男性(68)は、自宅を掃除した後、手伝ってくれた知人と3人で入浴に訪れた。「自分の家で風呂に入れないので、非常に助かる」とすっきりした様子だった。

 時間は午前10時~午後8時。受付時に、罹災(りさい)証明書(発行前は、申請書の写しか完了画面のスクリーンショット)を提示し、氏名と住所を記入する。

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