有害物質タンク流出...福島県公表せず 台風影響、19日に認識も

 

 県は28日、台風19号の影響で本宮市の金属表面処理業者から、フッ化水素アンモニウム溶液など有害物質入りのタンクが阿武隈川に流出していたと発表した。県の水質検査は全て環境基準以下だった。

 県は19日に流出の可能性を認識していたが公表しておらず、28日に知った本宮市の担当者は「非常時のため、早い段階で情報を提供してもらいたかった」としている。流出したのはフッ化水素アンモニウム溶液約200リットルとその廃液が入った500リットル入りのタンク2個。同社がタンクを捜索している。

 県の各地方振興局は18日から有害物質を扱う工場などの状況調査を実施。同社では県北地方振興局が19日の調査で流出の可能性を確認し、阿武隈川で水質検査を行い、全て環境基準以下だった。21日に改めて同社に立ち入り検査し、タンクの流出が確認されたとしている。県水・大気環境課の担当者は、各地方振興局の調査が一巡したため28日に公表したと説明するが、「情報提供の在り方を改めたい」と釈明した。

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