野馬追祭場・競馬コースの砂「流出」 秋競馬、場所変更を検討

 
砂が流出し、路床がむき出しになっている雲雀ケ原祭場地の競馬コース=31日、南相馬市

 台風19号と10月25日の大雨の影響で、南相馬市原町区にある雲雀(ひばり)ケ原(がはら)祭場地の競馬コースの砂が流出していたことが31日、同祭場地を管理する市への取材で分かった。砂の流出で、馬が走ることができない状況となっている。

 同祭場地の競馬コースは、国の重要無形民俗文化財「相馬野馬追」の本祭りで甲冑(かっちゅう)競馬が行われる会場で、春と秋には騎馬武者による競馬大会が開かれる。17日には相馬野馬追振興秋季競馬大会が同祭場地で予定されているが、復旧の見通しは立っておらず、市と野馬追の各騎馬会は開催場所の変更を検討している。

 市によると、被害があったのは1周約1000メートルのダートコースの複数箇所で、大雨の影響で深さ約20~30センチあった砂が流出し土で固められた路床(ろしょう)がむき出しになったり削られたりした。砂は同祭場地南側の貯水池などに流れ出ていた。市と野馬追の各騎馬会長が10月29日、現場で被害を確認した。

 騎馬会の幹部の一人は「秋季競馬に向けた祭場地での練習ができない状態で大変残念だ。早く復旧されることを願う」と話した。

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