「日新館天文台跡」利活用へ 天文遺産第1号、会津若松に保存会

 
日新館天文台跡を前に「親しまれる憩いの場所にしたい」と話す佐藤さん

 唯一現存する江戸時代の天文台遺構で、日本天文遺産第1号に今年3月認定された会津日新館天文台跡(会津若松市)の保存、利活用を目指し、地元の町内会などが中心となって日新館天文台跡保存会(仮称)を設立する。19日に会津若松市で設立総会を開き、天文台跡を活用した地域活性化や観光誘客に向けた取り組みを本格化させる。

 日新館天文台は会津藩が1803(享和3)年、藩校日新館の完成とほぼ同時に建設した天体観測場。日本天文遺産に認定後、見学者が増加したが、天文台跡が住宅街にあり場所が分かりにくく、天文台跡上部への入場が安全性への懸念から禁止になっているなど利活用への課題が指摘されている。

 保存会では天文台跡や周辺整備を市に要望するほか観光客の誘導方法について検討する。地元の小学生が天文台跡について理解を深める機会もつくる予定。

 保存会長には天文台跡がある同市米代1丁目の町内会長佐藤武司さん(60)、特別顧問には国立天文台の渡部潤一副台長(58)=会津若松市出身=が就任する予定。佐藤さんは「天文台跡を地元の人にも、観光客にも親しまれる憩いの場所にしたい」と話している。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

「福島県議選」自民が過半数31議席獲得 国民民主は1減10議席