矢祭・高地原橋、福島県が復旧へ 橋をかさ上げ、技術支援

 
内堀知事に高地原橋の復旧に関する支援を要望した佐川町長(中央)と宮川県議(右)

 福島県は、台風19号で流失した高地原橋(矢祭町)の復旧工事を受託する。同橋は町道で本来は町が整備するが、橋の高さをかさ上げして国道118号に取り付ける工事の難しさなどを踏まえ、県が受託することで技術的にサポートする。8日に県庁で佐川正一郎町長から同橋の復旧に関する県の支援について要望を受けた内堀雅雄知事が方針を伝えた。

 内堀知事は「災害の甚大性や緊急性、技術的な難しさなどを考え、県が設計、工事を受託する」と語った。県は今月末に受託に関する協定を町と締結した後、年明けに設計に着手し、2020年度に着工、22年度末の完成を目指す。工期短縮にも努めるとしている。

 県によると、流失した橋は全長81.4メートル、幅員4.5メートルで新橋は同じ場所に設置する。幅員は変わらないが、今回の流失を踏まえ、高さを約2メートルかさ上げする方向で検討、全長も変わる可能性がある。災害復旧事業として行うため、工事費は国の負担となる。

 同橋の流失を巡っては、同町高地原地区が孤立状態となり、住民がJR水郡線の鉄橋を移動するなど生活道路としての重要性が高まった。こうした事態を受け県は、技術的支援を行うことで災害に強い新橋を建設し、住民の安全・安心の向上につなげたい考えだ。

 同地区では3日に仮設の橋が完成し、孤立状態が解消された。町は今後、より強度の強い仮橋を建設する予定で、仮橋についても内堀知事は「速やかな建設に向け、工事監督をはじめサポートする」と約束。佐川町長は「知事の思いが伝わった。早い復旧につなげたい」と語った。要望には宮川政夫県議らが同行した。

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