須賀川「阿武隈川堤防」...応急復旧完了 台風19号の大雨で決壊

 
応急復旧が完了した阿武隈川の決壊箇所=9日午後0時50分ごろ、須賀川市浜尾

 台風19号の大雨で決壊した須賀川市浜尾の阿武隈川堤防は国による応急復旧工事が完了した。福島河川国道事務所が9日発表した。

 工事は国が10月14日から24時間体制で施工。堤防の河川側に大型連節ブロックと遮水シートを設置し、8日に土手で締め切った。これを受け、同事務所と福島地方気象台は洪水予報や水防警報を発表する基準水位を、災害後に運用していた暫定から元に戻した。

 堤防の決壊原因は、国が設置した有識者による調査委員会が支流の水路が堤防の高さ以上の水位となって本流に流れ込んだ可能性を示している。

 決壊箇所の上流で氾濫し、水が周辺の田んぼに広がった後に水路に再集結したとみられる。

 国は分析を踏まえ、再度の災害を防止するための復旧工法を検討する。