福島県内「宿泊」震災後初の50万人超 修学旅行やスポーツ合宿

 

 県は12日、昨年度に修学旅行やスポーツ合宿などの教育旅行で県内に宿泊した宿泊者数や学校数を公表した。宿泊した県内外の小学生~大学生の延べ人数は51万7820人(前年度比2万9522人増)で、震災後初めて50万人を超えた。

 宿泊者数の増加は2012(平成24)年度から7年連続。ただ、震災の影響がない09年度(70万9932人)の72.9%にとどまっており、依然として厳しい状況が続いている。県は「正確な情報発信やきめの細かい誘致キャラバン活動など、総合的な取り組みを粘り強く進める」(観光交流課)としている。

 昨年度の宿泊者のうち県内は11万1634人(前年度比14.3%増)、県外は40万6186人(同4.0%増)。学校数では県内が2890校(同9.5%増)、県外が4157校(同1.3%減)だった。東日本の学校が堅調に伸びている一方、西日本の学校で減少が目立った。

 都道府県別では、東京、埼玉、千葉の3都県からの宿泊者が全体の44.8%、隣接する宮城、山形、新潟、茨城、栃木各県からの宿泊者が23.5%を占めた。最も多いのは東京で14万3837人(前年度比23.9%増)、近県では宮城が4万6440人(同14.9%増)と多かった。

 調査は県内の民間、公共の623宿泊施設を対象にアンケート方式で実施。85.1%の530施設から回答があった。