人気グループ・TOKIOに農業指導の難波さん水田が『特A』

人気グループ「TOKIO」にテレビ番組で農業指導する福島市荒井の農家の難波憲吾さん(72)の水田が、米・食味鑑定士協会の水田環境鑑定士に水田環境が非常に優れている「特A」と認められた。特A認定を受けた水田は県内で4例目。コメのブランド力向上が期待される。
難波さんは特A認定を受けた水田で育てたコメを、今月30日、12月1日に千葉県木更津市で開かれる第21回米・食味分析鑑定コンクール国際大会in木更津に出品している。出品しているのはコシヒカリ(難波米)、ふくおとこ(福の旅人)と新男米の3種類。
学生が調査協力 福島大と桜の聖母短大
認定された水田は約1.5ヘクタール。特A認定では、水質調査と水田に生息する生物調査が行われた。
生物調査では農薬に弱い生き物を含めた多様な種が生息していることが望ましいとされ、難波さんの水田ではオオタニシやキジ、ギンヤンマなど38種が確認された。水田の調査と分析には福島大食農学類と桜の聖母短大の学生有志が協力した。
難波さんは「震災以来、暗いイメージが続いたが、吾妻連峰に囲まれ、水質日本一の荒川もある環境の良さを発信できる」と喜んだ。
生物調査の分析に参加した福島大食農学類1年の堀野いなほさん(19)は「虫は得意ではなかったが、虫と田んぼの関係を知ることができた」、松本日菜さん(18)は「水田にどれくらいの生き物がいるかで評価が変わるのが面白かった。認定の力になれてうれしい」とそれぞれ話した。
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