荷物搬送ロボット実験 会津大とIT企業、データ通信で自律走行

 

 会津大(会津若松市)は26日から、学内で、IT企業「TIS」などと共同で、自律走行する搬送ロボットを活用した荷物運搬の実証実験を始める。情報通信技術(ICT)を駆使し、データ通信でロボットを動かす同様の実証実験は、全国では珍しいという。

 実験では自律走行する2台の搬送ロボットを活用。出荷先からデータ通信でロボットに指示を出すと、搬送ロボットは荷物が保管されている倉庫へ自動で移動。荷物を受け取った後、出荷先へと移動する想定。

 搬送ロボットは、搭載されたレーザー距離計で地図データをロボット内で作製し、地図を頼りに障害物をよけながら、自律走行する。

 会津大の学生がプログラムの開発を担当し、IT企業「日本アドシス」(須賀川市)が搬送ロボットを運用する。TISがデータ通信技術を研究開発する。

 複数のロボット同士がクラウドを介してネットワークでつながり、多種多様なサービスを提供する仕組み「RoboticBase(ロボティック・ベース)」を利用する。

 実験に携わる会津大の成瀬継太郎教授は「荷物の運搬は時間を奪われる作業。ロボットが荷物の運搬を代わりに行えば、別の作業に時間を費やすこともできる」と話す。実用化が進めば、介護施設や商業施設、工業、サービス業など幅広い分野で応用が可能になるという。

 実験期間は28日までで、一般来場者も受け付ける。時間は午後1時~同5時。問い合わせは会津大復興支援センターへ。