避難所女性の死因は「肺炎」 いわき市、災害関連死か今後判断

 

 いわき市は14日、台風19号などに伴う市内の避難所から救急搬送された後、死亡した70代女性について、死因は肺炎だったと発表した。市は今後、避難生活との関係性を調べ、「災害関連死」に当たるかどうかを判断する。

 市によると、女性は台風19号が上陸した10月12日から避難生活を送り、同16日から内郷コミュニティセンターに避難していた。女性は今月10日午後11時30分ごろ、同センターのトイレで吐き、息苦しさを訴えて同市の医療機関に運ばれ、11日午前10時35分ごろに亡くなった。

 市によると、女性には間質性肺炎の持病があったという。避難所に配置されている保健師が10日昼に女性の健康状態について確認したところ、異常はなかったという。市は当初、遺族の意向を踏まえ市の一部の部署のみで情報を共有し、市災害対策本部や県に報告していなかった。市の担当者は「遺族の意向を尊重して、情報共有を保留していた」としている。

 また、市は入院などで避難所から出た場合は退所と判断しており、搬送後の女性の安否については確認していなかった。市は「今回の経験を踏まえて把握に努めたい」とした。