小名浜に待望「サンマ」 異例の11月初水揚げ、港が活気づく

 
小名浜漁港に水揚げされるサンマ=18日午前、いわき市

 秋の味覚サンマが18日、福島県いわき市の小名浜漁港に初水揚げされた。例年より1カ月半ほど遅く、11月の初水揚げは異例。記録的な不漁や価格の高騰などが続く一方、待望の地元水揚げに港が活気づいた。

 同市の第38広運丸(175トン)など県内外の漁船5隻が、常磐沖で漁獲した計26トンを水揚げした。広運丸の吉田圭佐(けいすけ)船長(35)は「今年の水揚げ量は例年の半分だが、地元に水揚げできて良かった」と話す。

 この日の相場は1キロ当たり381~420円と昨年の初水揚げより100円以上の高値。同市の上野台豊商店の上野台優社長(43)は「300~400円台は厳しい」としながらも「地元のサンマを求める声が多い」と期待に応え、約7トンを買い付けた。

 上野台社長によると、水揚げされたサンマは130グラムほどの中型が中心。漁終盤としては脂が乗っており、煮付けや刺し身がお薦めという。