商工会1500事業所が被災 台風19号、県内の被害額245億円以上

 

 福島県に甚大な被害をもたらした台風19号で、県内商工会の約1500の会員事業所が浸水などの被害に遭ったことが18日、県商工会連合会への取材で分かった。被害額は245億円以上に上るとみられる。ただ浸水被害が広範囲に及んだ地域を中心に被害確認が進んでおらず、被害額はさらに拡大する見通しだ。

 県内88商工会の職員が聞き取りや目視で調べ、中間報告としてまとめた。連合会によると被害確認の進捗(しんちょく)率は7~8割。伊達市、本宮市、安積町(郡山市)、石川町、好間町(いわき市)の各商工会の被害規模が大きく、5商工会とも100以上の会員事業者が被災した。被害は主に事業所の浸水で、本宮市では商工会事務所が浸水した。

 県内商工会では高齢化や事業承継が課題となっており、被災により事業断念につながるケースが懸念されるという。そのため連合会は小規模事業者向けの支援制度を周知するなど事業再建に向けたサポートを強化する方針で、担当者は「東日本大震災に匹敵する被害。会員、非会員を問わずに地域の商工業者を支援していきたい」としている。