「幸楽苑」来年も元日休業 働き方改革、大みそか終業繰り上げ

 

 幸楽苑ホールディングス(HD、郡山市)は来年1月1日、フードコートの一部店舗を除き、全国のラーメンチェーン店「幸楽苑」各店舗を終日休業にする。働き方改革の一環で、元日休業は今年に続いて2年連続。年内の営業も前年より1時間繰り上げ、12月31日午後2時をラストオーダーとする。新井田昇社長が20日、東京・六本木の幸楽苑六本木店で開いた記者発表会で明らかにした。

 幸楽苑HDは昨年12月31日午後3時から今年1月1日にかけ、初の休業に踏み切った。2日間で約2億円の売り上げ減が見込まれたが、働きやすい職場環境づくりを進める経営方針を優先。大胆な試みが外食業界全体に波紋を広げ「2億円事件」と銘打った新聞広告も大きな反響を呼んだ。

 ただ、10月の台風19号で郡山工場が浸水被害を受け一部店舗が休業し、月商が30%落ち込んだ背景から、社内に「年末年始も営業すべきだ」との声もあった。

 新井田社長は記者発表会で「働き方改革の波を止めるわけにはいかない。困難なときこそ、従業員には家族との時間を大切にしてほしいという原点に返った」と語り「一時的なロスが生じても十分に取り返すことができる」と強調した。

 12月31日の終業を1時間繰り上げた理由を「従業員が帰省しやすいようにした。効率的に働き、もうけていくことが大事だ」と説明した。