日本天文遺産「日新館天文台跡」後世へ 会津若松で保存会設立

 
天文台跡の保存に向けて意気込みを語る佐藤会長

 国内で唯一現存する江戸時代の天文台遺構の会津日新館天文台跡の保存、利活用を目指し、地元・会津若松市の米代1丁目町内会などは24日までに、「日新館天文台跡保存会」を設立した。同市の米代1丁目児童会館で設立総会を開き、会長に同町内会長の佐藤武司さんが就いた。

 また顧問には、天文台跡を日本天文遺産に推薦した同市出身の渡部潤一国立天文台副台長が就任した。

 同天文台跡は今年3月、日本天文遺産の第1号に認定されたが、安全性への懸念から天文台跡上部への入場が禁止されるなど、利活用については課題もある。

 佐藤会長は総会で「地元の遺産が世界から注目されると期待するが、見過ごせない課題もある。保存会をさまざまな事柄を話し合う器にしていきたい」と語った。

 室井照平市長は会員と共に保存活動に当たり、情報発信する考えを示した。

 併せて市教委文化課の近藤真佐夫さんが会津藩の教育と天文学の関わりについて講演した。