『人の力』地域に活力!Genkiフォーラム 東北の未来探る

 
「かがやくとうほく」をテーマに東北の未来像を考えたフォーラム=1日、盛岡市

 福島民友新聞社などで組織する東北七新聞社協議会主催の「とうほく創生Genkiプロジェクト」のフォーラムは1日、盛岡市内のホテルで「かがやくとうほく」をテーマに開かれた。東北内外から約350人が参加。少子高齢化が進む東北にあって、マンパワーこそが地域に活力をもたらすと再認識した。

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会アンバサダーの広瀬俊朗さん(38)が「ラグビーと東北~ラグビーの可能性とは」と題して基調講演。W杯前は人気が高くなかったラグビーを「憧れの存在にしたかった」と強調。品位、情熱、結束、規律、尊重の「ラグビー憲章」に加え、大義、覚悟、ビジョン、人間関係などをキーワードに「ラグビーの価値を踏まえ、大好きな東北とともに次世代につなげることをしていきたい」と呼び掛けた。

 パネル討論では日本政策金融公庫(東京)の伊藤健二代表取締役副総裁(64)が産業活性化に向け「キーパーソンを地域丸ごと支援し、逆にキーパーソンを生み出す循環をつくってほしい」と提言した。

 東北観光推進機構(仙台市)の紺野純一専務理事推進本部長(69)はインバウンド(訪日外国人客)も見据え「広域連携、異業種との融合、それらを重層的にPRしていくことが輝く未来をつくる」と指摘。JA全農東北営農資材事業所(仙台市)の岩田和彦所長(55)は農業の産業力向上に加え「インバウンドや農泊などで農家の意識改革も必要になる。いかにして仕組みをつくっていくかが大切だ」と訴えた。

 「共同宣言」読み上げ

 福島民友新聞社の五阿弥宏安社長ら同協議会加盟社の社長7人が登壇。代表して東根(あずまね)千万億(ちまお)岩手日報社社長が「2020年東京五輪・パラリンピックで世界から注目を集める機会に東北の魅力を発信するため、より一層東北の人々に潜在する力を引き出す一翼を担い続ける」と共同宣言を読み上げた。
 同プロジェクトは、イオンリテール東北カンパニー、全農東北、日本政策金融公庫、明治安田生命保険などの協賛、東北各県の後援。