「円谷幸吉」命日...故郷の聖火リレーを報告 兄・喜久造さんら

 
円谷選手の墓前に東京五輪の開催などを報告する喜久造さん(奥)と安藤会長(手前)

 1964年東京五輪のマラソン銅メダリスト、円谷幸吉選手の命日の8日、兄の喜久造さん(87)が円谷選手の顕彰活動を展開する「円谷幸吉・レガシーサルビアの会」と共に須賀川市の十念寺で墓参した。冥福を祈るとともに、聖火リレーが再び故郷を走ることなどを報告した。

 須賀川市などの有志でつくる同会は、64年大会の聖火リレーと同様に、須賀川の街中の沿道をたくさんのサルビアで飾り、3月の聖火リレーを盛り上げることにしている。この日は安藤喜勝会長、今大会の聖火ランナーでもある須賀川高同窓会玉川支部の溝井賢一郎さんら約20人が墓前に花束と線香をささげた。

 安藤会長は「ライバルだった君原健二さんが聖火ランナーを務めてくれることや、円谷選手を目標としてきた若者たちが箱根駅伝で活躍していることなどを報告した」と述べた。

 この日は円谷選手の五十三回忌。5月の誕生日となれば、生きていれば80歳だ。喜久造さんは「80歳となる年に再び日本で東京五輪が開催され、須賀川で聖火リレーを見られるとは縁を感じる。最後の最後に『良かった』と花を咲かせてもらえればうれしい」としみじみと語った。