「いつかは浪江で暮らしたい」 故郷の成人式、新成人誓う

 
誓いの言葉を述べる金山さん

 浪江町は11日、同町で成人式を行った。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故当時、小学5年生だった188人が晴れの日を迎えた。

 町内での実施は震災後3度目で、県内外から約60人が出席。吉田数博町長が式辞を述べ、各地区の新成人代表に成人証書を手渡した。町内の小学校6校の校歌も披露され、出席者が懐かしい母校の校歌に耳を傾けた。

 新成人を代表して東京大教養学部2年の金山裕生さん(20)が誓いの言葉を述べた。金山さんは「毎年3月が近づくと複雑な気持ちになる。一度失われた人とのつながりや自然と共生する生活を完全に元通りにすることはできない」と振り返った上で「いつかは浪江町に戻って暮らしてみたいと思っている。自分の信念を持って何事にも全力で取り組みたい」と誓った。