華やかな晴れ着!友人と記念撮影 福島県内38市町村「成人式」

 
久しぶりに再会した友人と記念撮影をする新成人=12日午後、福島市

 13日の成人の日を前に、県内の38市町村で12日、成人式が行われ、新成人の門出を祝った。このうち福島市の式典には約2180人が出席。華やかな晴れ着や羽織はかま、スーツに身を包んだ新成人は再会した友人との会話に笑顔を咲かせ、記念撮影を楽しんだ。

 故郷支える『格好いい』大人へ 大熊町成人式

 12日に県内の多くの市町村で行われた成人式。大熊町成人式では東日本大震災後の2012(平成24)年1月に録画された映像タイムカプセルの上映が行われ、新成人が当時から変わらぬ故郷愛を確かめ、これからの一歩を踏み出した。台風で被災した伊達市梁川町や本宮市でも新成人が「町のため」への決意を固めた。

 いわき市で行われた大熊町の成人式。新成人56人が式後の事業で、映像タイムカプセルを鑑賞した。同町の熊町、大野の両小は原発事故に伴い会津若松市に避難。映像は6年生時に「今伝えたいこと」と題し、未来の自分に思いを残したもの。

 「今でも思いは変わらない」と語ったのは「古里に帰りたい」というメッセージを残した会社員山田弘樹さん(20)。震災後、家族や友人たちとたくさんの苦悩や困難を乗り越えてきた。「一歩一歩、着実に復興は進んでいる。いつか大熊町に戻って働きたい」と晴れやかな表情を見せた。

 スクリーン越しに過去の自分と再会し「懐かしい」と笑顔を見せた仁愛高(会津若松市)5年の石田聖夏(きよか)さん(20)は当時を回想。震災や避難の経験から看護師を志した。「避難したとき、多くの人に支えてもらった。今度は自分が人を支え、笑顔にする看護師になりたい」と決意を語った。