福島県と東京の高校生『復興への歌』 祈る心と歌声を重ね合う

 
フィナーレの「ふるさと」で歌声と演奏を披露する県内と港区の高校6校の生徒=東京・赤坂区民センター

 本県と東京都港区の高校計6校による演奏会「音楽交流 福島の声、響き、願い」が13日、東京・赤坂区民センターで開かれた。東日本震災と東京電力福島第1原発事故から8年10カ月が過ぎる中、生徒たちが福島の復興・再生を祈る心と歌声を重ね合わせた。次世代交流活動「ふくしまみなと未来塾」を展開しているNPO法人ソーシャル・ネット・プロジェクトMOVE(東京)の主催。

 会津高と郡山高の合唱部、磐城高と湯本高の吹奏楽部が舞台に立ち、港区の東工大付属科学技術高と三田高の吹奏学部が一緒に出演した。全国屈指の実力を持つ本県の高校生の歌と演奏が、聴衆の感動を呼んだ。

 4校の吹奏学部が合同で「ベイ・ブリーズ」を披露し、2校の合唱部を迎えてフィナーレを飾った。会場を巻き込んで「ふるさと」などを歌い上げた。

 演奏会は、音楽を通じて本県で生きる高校生の思いを届け、地方と都市の新たな交流につなげようと企画された。公演の合間には、同法人の秀嶋賢人理事長が本県の現状や港区との関わりを紹介し「今の福島の挑戦が世界の未来を動かす」とエールを送った。