花婿に冷たい祝福「足の感覚が...」 いわき・水祝儀で夫婦円満

 
伝統行事「水祝儀」で冷水を浴びる(右2人目から)平塚さん、大平さん=13日午後、いわき市平沼ノ内

 冬の屋外で新婚男性に冷水を浴びせて家内安全や無病息災などを願う、いわき市平沼ノ内地区に伝わる奇祭「水祝儀」は13日、同地区の愛宕神社地蔵尊堂で行われた。住民らが見守る中、参加した花婿2人が祝福を受けた。

 別名「水かけまつり」と呼ばれる江戸時代から続く伝統行事で、今年は、同市の会社員大平晃司さん(24)と放射線技師平塚竜司さん(27)が水を浴びた。

 浴衣姿の2人がしめ縄で囲まれた土俵に立つと、独特の掛け声で「桶(おけ)取り」と呼ばれる同地区の青年会の未婚男性たちが登場。冷水の入った桶を担ぎ歩いて、足、腰、頭と間を置きながら冷水を浴びせた。また、見物客にも冷水を掛けるなど会場を盛り上げた。

 水祝儀を終えた大平さんは「足の感覚がなくなるほど寒かったが、参加できて良かった。夫婦円満に過ごしたい」、平塚さんは「地域の伝統ある行事に参加できて光栄に思う。温かい家庭を築きたい」と語った。