福島県民「とても心配」...桃田賢斗選手回復祈る 交通事故負傷

 

 五輪イヤーの国際大会初戦を優勝で飾ったバドミントンの桃田賢斗選手(25)=NTT東日本、富岡高卒=が好スタートの翌日、マレーシアで交通事故のアクシデントに見舞われた。本県で青春期を過ごして力をつけ世界で活躍し、東京五輪で金メダルが期待される桃田選手。県内の関係者たちは一日も早い回復を願った。

 桃田選手が富岡高時代に寮生活を送った猪苗代町の宿泊施設「あるぱいんロッジ」の平山真さん(71)は「ニュースを見てすごく驚いている。五輪も間近だというのにショックだ。詳しい状態は分からないが、とても心配」と気遣う言葉を続けた。平山さんは「桃田選手がけがに負けず、五輪の舞台で活躍することを信じている」と話した。

 富岡高時代に桃田選手を指導した本多裕樹ふたば未来高バドミントン部監督(34)は、事故の一報を聞いて桃田選手のけがの具合などを心配し、所属先のNTT東日本に問い合わせたという。しかし「情報が錯綜(さくそう)していて(正確には)分からなかった」と現地の混乱ぶりを語った。

 本多監督は、同社から聞いたけがの状況を踏まえ「鼻が折れていると飛行機に乗ることも難しいはず。マレーシアでの病院の対応を見守りたい。骨折などいろいろなところにけががあると聞き、軽いけがではないかもしれないが、軽いものであってほしい」と心を痛めた。

 県バドミントン協会の吉田邦男会長(77)は「五輪前の大事な時期に大変な事故に遭った。軽傷という情報を聞いているが、鼻や頭をぶつけていたら目にも影響があるのでは」と復帰後のプレーへの影響を気に掛けた。また、吉田会長は「桃田選手は夢や希望をたくさん与えてくれる存在。一日も早くけがが治ってほしい」と切に願った。