福島ユナイテッドに昇格の力を 時崎ヘッドコーチ7年ぶり復帰

 
7年ぶりに福島に戻った時崎さん(右)。チーム練習では松田岳夫監督(左)をサポートする

 J3福島ユナイテッドFC初代監督の時崎悠さん(40)=福島市出身=がへッドコーチとして7年ぶりに福島に戻ってきた。「福島のため、福島ユナイテッドFCのために全力を尽くす」と4年連続2桁順位と低迷するチームのカンフル剤となる決意だ。

 時崎さんは現役時代、ベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)や水戸ホーリーホックで活躍。福島ユナイテッドFCがJリーグ参戦へ本格始動した2007(平成19)年に選手兼任監督に就任し、13年までチームを支えた。福島を離れた後は湘南の育成年代を中心に指揮し、指導者としてキャリアを積んだ。昨年からはS級コーチライセンスの講習を受けている。ライセンスを取得すればJリーグの監督になることができる。

 チーム内での役割を「監督が思い描くサッカーを理想に近づけられるようサポートしたい」と語る一方、「見ている人を勇気づけられるプレーをしないと福島の選手としてふさわしくない」と震災を経験した福島とともに歩むチームの原点を選手たちに求める。

 低迷する動員数とクラブライセンス問題を抱えるチームのムードを変えるため並々ならぬ思いがある。「スタジアムさえあればJ2に昇格できるところまで持っていきたい。それが1、2、3年とできたら何かが動くはず。諦めず信じて続けることが道を切り開く」