運転免許「自主返納」過去最多 19年・福島県、初の8000人超

 

 昨年1年間に県内で運転免許を自主返納した人は8119人で、前年より2155人増えたことが22日、県警のまとめで分かった。制度が始まった1998(平成10)年4月以降最多で、初めて8000人を超えた。

 県警運転免許課によると、返納者は65歳未満が271人で、65~74歳が1866人、75歳以上が5982人。65歳以上の高齢者が7848人で、全体の約97%を占めた。

 65歳以上の返納者に理由を尋ねたところ〈1〉身体的機能の低下を自覚〈2〉運転免許の必要がなくなった〈3〉家族などの勧め―が多かったという。

 昨年4月には東京・池袋で高齢ドライバーが運転する車が暴走し、母子が死亡する事故が発生。自主返納を後押ししたとみられている。

 同課は東京・池袋の暴走事故に加え、制度が浸透したことや免許返納者に対する支援制度が拡充している点も増加につながったとみている。

 同課は「運転に不安を感じたら、安全運転相談ダイヤル(♯8080)などで相談をしてほしい」と呼び掛けている。