聖火リレールート「双葉駅周辺」追加へ 初日・3月26日に走る

 

 東京五輪の聖火リレー県実行委員会は23日、3月に一部地域の避難指示が解除される双葉町をルートに追加する方針を決め、大会組織委員会に要請した。今後は町の意向を踏まえ、JR常磐線の双葉駅周辺を中心に詳細ルートを検討する。

 双葉町は聖火リレー初日の3月26日のルートに組み込まれる。県実行委員長の内堀雅雄知事は県庁で23日開かれた実行委の会合後「(ルートへの追加は)福島県の今の状況を国内外に発信していく上で大きな意義がある」と述べた。

 同町は3月4日に双葉駅や駅東側広場、役場機能の一部を再開するコミュニティーセンターなど特定復興再生拠点区域(復興拠点)の一部と、東日本大震災・原子力災害伝承館などが整備される避難指示解除準備区域、両区域を結ぶ町道の避難指示が解除される。復興拠点内に自由に立ち入ることができるよう規制が緩和されるため、柔軟にルートが設定できそうだ。3月14日には常磐線も9年ぶりに全線で運行を再開する。

 同町のルートへの追加は大会組織委が2月中に正式決定し、各区間を走る聖火ランナーは3月上旬ごろに発表される見通し。

 聖火リレーは3月26~28日に県内25市町村の260区間(約49.7キロ)を巡るルートがすでに発表されているが、同町は全町避難が続いており、東日本大震災の津波による被災地や原発事故に伴う避難指示が出た地域がある15市町村で唯一ルートから外れていた。