「新型肺炎」影響でマスク販売制限 福島県内・ドラッグストア

 
例年の2倍の売り上げで購入個数が制限されているマスクの売り場=29日、ウエルシア福島飯坂店

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、県内でも影響が広がっている。奈良県のバス運転手の感染を受け、高速バスなどを運行する県内バス会社は警戒を強化。ドラッグストアではマスクの販売個数が制限されるなど、県民生活への影響も出始めている。

 ドラッグストアの「ウエルシア福島飯坂店」(福島市)によると、今月のマスクの売り上げは例年の2倍ほどで一部商品はすでに品切れ。袋タイプより、多く入った箱タイプを買っていく人が多いという。中国に送るため大量に買っていくケースもあったという。発注しても徐々に仕入れができなくなっており、29日までに1人3点までと販売個数を制限した。「多くの人に買ってもらいたいから仕方ない」と斎藤忠一店長。アルコール消毒も売り上げが伸びているという。

 一方、会津若松市の会津乗合自動車(会津バス)は予防対策として運転手や窓口対応者にマスク着用や手洗い、うがいを励行するよう通知。津田弘幸バス事業本部長は「今のところできるのはこれぐらい」とし、「東京五輪・パラリンピックまでには収束してほしい」と願う。

 新常磐交通(いわき市)も従業員にマスクの着用と手洗い・うがい、消毒の徹底を強化。中国からの団体客を乗せるツアーなどは組んでいないが、高速バスや貸し切りバスなど長時間走行による感染拡大を防ぐため、各車両にアルコール消毒剤を設置する。門馬誠取締役乗合部長は「お客さまが少しでも安心して乗車できるように努力していく」と話した。

 福島交通(福島市)でも乗務員や窓口担当者など乗客と接する従業員はマスクを着用し、業務に当たる。担当者は「始業点呼時の体調確認を徹底し感染の疑われる状況では乗務勤務はしない」と対応を説明する。

 空の玄関口となる福島空港では、各出入り口に消毒液を設置したり注意を呼びかけるポスターを掲示。県福島空港事務所の橋本和則総務担当次長は「状況を見守りながら追加対策も検討したい」としている。

 福島県がHPで情報発信

 県はホームページに、新型コロナウイルス感染症に関する特設コーナーを開設して情報発信している。