高速道路無料化1年延長 原発事故の避難者対象、21年3月末まで

 

 国土交通省と東日本高速道路(ネクスコ東日本)は4日、東京電力福島第1原発事故の避難者を対象とした高速道路の無料化を1年延長すると発表した。延長は2度目。今年3月末までの予定だったが、生活再建に向けニーズが引き続きあると判断し、21年3月末まで再延長する。

 原発事故発生時に警戒区域に住んでいた世帯などが対象。東北、磐越、常磐各自動車道の指定されたインターチェンジ(IC)から出入りすれば、首都高速など一部を除き、全国の高速道を無料で利用できる。来月7日に利用開始予定の常磐道常磐双葉ICも対象に追加される。

 無料措置を受けるには、入口料金所で受け取った通行券と顔写真付きの通行カード「ふるさと帰還通行カード」を出口料金所で提示する必要がある。現在のカードの有効期限は3月末までとなっており、新しいカードが届け出の住所宛てに順次送付される。

 高速の無料化は、避難者の帰還を支援するため2012年度に始まった。当初は18年3月までだったが、2年延長されていた。