福島県産食材がアートと『融合』 出張料理人...巧みな盛り付け

 
芸術作品のように料理を並べるソウダルアさん(中央)

 出張料理人ソウダルアさんによる食とアートのイベント「冬のふくしまを食べる会」は8日、福島市のユモリ・オンセン・ホステルで開かれた。県産食材を使った食のパフォーマンスで参加者を魅了した。

 詩人和合亮一さん(福島市)が発起人を務め、震災後の本県から新しい文化を興していこうと活動している「未来の祀(まつ)りふくしま実行委員会」の主催、福島民友新聞社の協賛。

 その土地の食材を使い、その場で料理を盛り付ける食とアートを融合させたスタイルで活動しているソウダルアさんは3日間、県内を回り、相馬市の漁港で魚介類を、中通りでは果物や野菜、肉などを事前に調達した。

 イベントでは、テーブルに広げた長方形の和紙の上に、芸術作品のように調理した食材を盛り付けた。山桜の蜂蜜を使うなど料理の味付けも県内産にこだわった。

 郷土料理の「いかにんじん」の漬け方を教わるなど地元の主婦とも交流を深めたソウダルアさんは「食材の豊かさはすでに分かっていたが、今回は福島の人の良さ、暮らしを垣間見られたことが良かった」と語った。