福島県の「桜」、明治神宮へ 神宮の杜芸術祝祭、塙などから奉納

 
奉納するため、桜の枝を切り出す関係者

 明治神宮(東京都)創建百年に合わせ、3月19日から同神社で行われる「神宮の杜芸術祝祭」に、東日本大震災で被災した東北6県の桜が奉納される。福島県内からは塙町希望ケ丘花木生産組合、福島市の花見山、いわき市の花き生産会社グリーンテックなどからの奉納が決まり、JAふくしま未来も奉納を検討している。

 同祭は文化庁などの主催。桜は芸術祝祭のオープニングイベントの一つとして行われる「サンクスフラワープロジェクト」で展示を予定しており、桜を通じて東北の人々の思いを伝える。展示期間は3月19~22日まで。展示のほかにも、桜は外務省を通じ約20か国の日本大使館に送られるという。

 塙町では芸術祝祭の主催者の一つアートパワーズジャパンのメンバーである遠藤大輔さん(41)が、町の花であるダリアの新品種開発などに携わっていたことがきっかけとなり、奉納が決まった。

 13日は、関係者らが奉納するコウヨウザクラの枝を切り出した。生産組合の鈴木茂組合長(67)は「お世話になった方々への感謝を桜で表現するため、他の東北の桜にひけをとらないよう育てたい」と話した。切り出した桜の枝は温室で保管した後、奉納される。