JA梁川支店、1980万円「紛失」 浸水被害の復旧作業中に判明

 

 昨年10月の東日本台風で浸水被害を受けたJAふくしま未来梁川総合支店(伊達市)で、復旧作業中に現金1980万円を紛失していたがことが27日、分かった。泥水に浸った紙幣を福島市の本店に運び、12日間にわたって洗浄や乾燥を行った際、現金の不足が判明した。同JAは伊達署に遺失物届を提出、誤廃棄、盗難などの可能性を含め原因を調べている。

 同JAによると、同支店は昨年10月13日、台風に伴う河川氾濫で高さ約3メートルまで浸水。水が引いた翌14日に出納機から紙幣を取り出し、ビニール袋に入れて伊達市の近隣支店に搬出した。しかしスペースが狭く職員が本店に移送。17日から順次、洗浄や乾燥を進め、28日の作業完了時に現金の不足に気付いたという。紙幣は金庫で管理し、洗浄は屋外、乾燥は施錠した会議室で行っていた。台風上陸前の11日の業務終了時点では問題がなかったという。

 作業には職員約50人が関わり、同JAが聞き取り調査を行ったが、原因は判明していない。外部の関与は出納機から紙幣を取り出した作業だけで職員も立ち会っていた。浸水による流失の可能性は低いという。

 同JAは再発防止策として、浸水被害を受けた現金の搬出などの対応に関するマニュアルを作成する。