送電鉄塔の遠隔点検 無線通信技術を活用、東北電力など実証試験

 
送電鉄塔に設置された子機

 東北電力とセンサーシステムの設計、製造、販売を手掛けるソナス(東京都)、NTTドコモ東北支社は2日、東北電の送電鉄塔の点検を遠隔で行うための実証試験を田村市などで始めた。実証試験は3月末までで、この方法による保守業務が東北・新潟エリア全体へ導入できるかを検討する。

 実証試験では、ソナスが独自開発した無線通信技術を活用。送電鉄塔に設置している航空障害灯が点灯しているかどうかについて、鉄塔に設置した通信端末の子機から遠隔地の事務所にある親機にデータを送る。事務所にいながら遠隔地の航空障害灯の状況を確認することができる。これまでは現場パトロールによる目視で確認しており、システム導入による業務の効率化が期待されるという。

 試験では主に田村市にある鉄塔で行い、通信電波の届きにくい山間部を含む地域での有効性や、端末の耐久性などを確認する。