「相馬野馬追」通年観光化へ 外国人向けトライアルツアー

 
甲冑を着せてもらう参加者(左)

 毎年夏に相双地方で繰り広げられる国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」の通年観光化に向け、「インバウンド(訪日外国人旅行者)トライアルツアー」が2月29日と3月1日、南相馬市で行われた。

 参加者は甲冑(かっちゅう)の着付けなどさまざまな体験を通し、人と馬が共生する文化に触れた。

 復興庁の「『新しい東北』交流拡大モデル事業」の一環で、旅行会社の東武トップツアーズ(東京都)がインバウンド向け旅行商品化の課題や観光資源の掘り起こしを目的に実施。市と南相馬観光協会が協力した。

 首都圏の外国人や旅行会社の担当者計6人が参加。同市鹿島区の烏崎海岸で乗馬練習を見学し、雲雀ケ原祭場地や相馬太田神社などを視察した。

 甲冑師の安部光男さんによる甲冑の試着なども行われた。

 初めて甲冑を身に着けたというベトナム出身で東洋大2年のグエン・バン・ルオンさん(28)は「侍になれたみたいで体に力がみなぎった。でも甲冑はとても重く一日着ていたら疲れそう」と話した。