JR只見線「キハ40系」ラストラン! 運行40年...最後の雄姿

 
「キハ40系」のラストランを見送る町観光物産協会の職員ら=13日午後3時30分ごろ、金山町・会津川口駅

 JR只見線で約40年にわたり運行されてきた車両「キハ40系」は13日、ダイヤ改正に合わせ、定期運行を終えた。終着点となった会津若松市のJR会津若松駅には大勢の鉄道愛好家らが詰め掛け、「ラストラン」を終えた車両をねぎらった。

 只見線キハ40系はクリーム色と緑色を基調とした車体。1979(昭和54)年から同線で導入され、91年以降に本格運行を開始した。

 13日に定期運行を終えた後、21、22の両日に臨時列車の運行が予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止になった。最後の雄姿を見届けようと、会津若松駅のホームでは多くのカメラマンが待ち構え、到着した列車に向けてシャッターを切った。

 上り線始発の会津川口駅(金山町)でも、町観光物産協会の職員らが横断幕を掲げ、手を振って列車を見送った。最終列車はほぼ満員だった。

 只見線応援団つなぎ隊の一員で、磐梯町の会社員、男性(60)は「ありがとうキハ40」のメッセージを添えたポスターを手に最終の上り列車に乗車。「やっぱり寂しい」と別れを惜しんだ。茨城県つくば市の男性(58)は「只見線の風景は変わらない。全線開通に向けて今後も応援していきたい」と話した。

 只見線では14日から、沿線の自然を緑色などで表現したデザインで、黒煙などを低減するエンジンを積んだ「キハE120形」が運行される。

 若松駅で星賢孝さん別れ惜しむ

 会津若松駅には、写真を通じて只見線沿線の魅力を世界に発信している金山町の奥会津郷土写真家星賢孝さん(71)も姿を見せた。入線するキハ40系に向けて何度もシャッターを切った星さんは「只見線の最大の魅力は沿線の風景。たとえ車両が更新されたとしても、只見線の魅力が薄れることはないだろう」と語った。