「東京芸大」いわき3高校から現役合格 難関突破!夢への一歩

 
「心の感覚を大切に表現したい」と話す鈴木さん

 日ごろから鍛錬を重ねてきた、いわき市の磐城高、湯本高、いわき総合高の男女3人が19日までに、東京芸大に現役合格した。難関を突破した3人は音楽や絵画などの分野でそれぞれの目標に向かい、気持ちを新たにしている。

 「心の感覚」表現 磐城高・鈴木さん

 美術学部絵画科に鈴木智結(ちゆ)さん(18)が合格した。「努力が報われて良かった」と喜ぶ。

 幼い頃から絵を描くことが大好きで、「絵で生きていきたい」とトップレベルの芸術を学べる東京芸大を志した。作品を手掛ける際に「視点」をテーマにすることも多いという。

 「一つの物事でも、その人の視点で全て違って見える。物事も深く見えてくる」と絵画の可能性を語る。今後も「心の感覚を大切に表現したい」と笑顔を見せる。

 将来は演奏家に いわき総合高・中川さん

 音楽学部邦楽科現代箏曲専攻に中川璃織音(りおね)さん(18)が合格した。「将来は演奏家になり、和楽器を知らない人に良さを伝えていきたい」と目標を口にする。

 「箏曲の音色がきれい」と感じ、泉小4年時から箏の練習を始めた。さらに上達しようと、東京都の教室でプロの箏曲家から技術を学ぶなどして、腕を磨いた。

 演奏家への夢に向け、「大学では三味線などに挑戦し、幅を広げていきたい」と期待に胸を膨らませる。

 技術と精神面磨く 湯本高・紺野さん

 音楽学部器楽科に紺野駿人さん(18)が合格した。「トロンボーンの技術や表現の引き出しを学びたい」と意欲を語る。

 紺野さんは平三小3年時に吹奏楽部で楽器を始めた。活動するうちに、幅広い音色が表現できるトロンボーンの魅力に引かれた。高校では、プロの奏者から技術を学び、力を付けた。

 大学入学後は、技術と精神面を磨く。「人間性を磨くことは上達にもつながる。社会的にも多くのことを学びたい」と抱負を述べた。