サプライズ!門出祝う「まんじゅう」 三和小卒業生に贈る準備

 
小学校の卒業式でのサプライズプレゼントに向けて準備を進める菊田さんらと試作を重ねたまんじゅう

 いわき市三和地区で、地区に残る伝統野菜の小豆「むすめきたか」を使ったまんじゅうを三和小の卒業生に贈る準備が進んでいる。地域住民が地域愛を込めたサプライズとして卒業式が行われる23日、6年生15人にプレゼントする。

 皮が薄く早く煮えることから「娘がいつ帰省しても、すぐに食べさせられる」という親の思いが感じられる名前の由来に着目した、市地域おこし協力隊(三和地区)の菊田清貴さん(52)が発案。同地区で農家レストラン「ぷろばんす亭」を営む女性4人の協力を得て、プレゼントを考えてきた。

 小豆のネーミングに引かれて昨年から、特産化に向けて栽培に挑戦している菊田さん。まんじゅう作りは同市遠野町の芝崎菓子店で、配合や製造に適した温度などの基本を学んだ。

 「むすめきたか」の特徴である斑点模様をどう表現するか試行錯誤したが、小豆をつぶしてしまえば特徴のまだらは消えてしまい、普通のあんと変わらない。そこで、白い薄皮に紅色の三つの「和(輪)」で「三和」を表すことにした。

 「『むすめきたか』は門出を迎える人にエールを送る意味でぴったりの名前」と菊田さん。23日早朝から仕込みを始め、祝福の思いを込めた出来たてを卒業生に贈るつもりだ。