社会人の心構え胸に 新型コロナで入社式縮小、県中小企業家同友会

 
マスク姿で入社式に臨んだ新入社員=郡山市

 県中小企業家同友会は24日、郡山、福島、会津の3会場で入社式を行った。新型コロナウイルスの感染防止のため規模を縮小するなどして行われたが、出席した新入社員からは「社会人としての心構えができた」などの声が上がった。

 出席を見合わせる企業も多く、30日に行われるいわき会場を含めると4会場で昨年より24社35人少ない34社61人が入社式に臨む。各会場、出席者全員がマスクを着用し、座席を1メートルずつ空けるなどの対策も取られた。例年各会場で行っているグループ討論の研修も、出席者が4人と少ない若松会場でのみ実施された。

 事務局は開催の有無を含めて検討してきたが、入社時期がずれて1カ月延期した2011(平成23)年の東日本大震災後とは異なり企業活動が停滞していないとして、例年通りの時期の開催を決めたという。村上智彦事務局次長は「この時期だからこそ頑張ってほしいと伝える場を設けたかった」と話した。

 このうち郡山市の郡山会場では、昨年より9社17人少ない15社26人が出席。同会郡山地区の平石秀樹会長は「変化に対応するにはどうするか一人一人考えて成長することが大切となる」と新入社員にエールを送った。

 出席した鵜川幸子さん(23)は昨年10月に台風19号で浸水被害を受けた宝来屋本店(同市)に入社する。「逆境もプラスの力に変えていける会社だと思う。留学の経験も生かし、海外の販路拡大に貢献したい」と意気込んだ。