「ジャポニスム展」開幕 福島県立美術館、色合い美しい工芸美

 
ガラス工芸品や陶磁器など一流作家の作品に見入る来場者=24日、県立美術館

 福島民友新聞創刊125周年事業、福島中央テレビ開局50周年事業のブダペスト国立工芸美術館名品展「ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」は24日、福島市の県立美術館で開幕し、来場者が西洋近代美術や日本の伝統美を堪能した。

 19世紀後半の西洋で流行した日本趣味「ジャポニスム」と、当時の西洋諸国を席巻していた芸術様式「アール・ヌーヴォー」をテーマに、ブダペスト国立工芸美術館(ハンガリー)の所蔵品からガラス工芸品や陶磁器約200点を展示している。

 初日は、来館者がティファニーやガレ、ドーム兄弟などの名品を思い思いに味わった。美術品ファンだという福島市の主婦(41)は長女(16)と一緒に訪れた。「鳥を描いた花器の黄色と水色の色合いが特に素晴らしかった。日本人が美しいと感じたものを、西洋人も同じく美しいと感じていたということに感銘を受けた」と興奮気味に話した。

 会場には県外から訪れた人もいた。仙台市の女子生徒(15)は父(49)と来場。「日本と西洋の特徴を織り交ぜた新しい表現が面白かった」と笑顔を見せた。

 マスク着用呼び掛け

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、会場入り口でマスク着用を呼び掛けたほか、アルコール消毒液が設置された。時間指定の整理券を配布して入館者を制限するなどの対応も取られている。

 会期は5月10日まで。毎週月曜日は休館日(5月4日は開館)。福島民友新聞社、福島中央テレビ、県立美術館でつくる実行委員会の主催。時間は午前9時30分~午後5時。チケットは一般1300円、大学・専門学校生1100円、小・中学・高校生650円。未就学児は無料。